バランス釜の使い方
バランス釜って…何?
バランス釜を知っていますか?
この単語を聞いたこともない方が多いのではないでしょうか。
バランス釜とは、簡単に説明すると浴槽の横に給湯器のあるお風呂です。
未知の機械に見えるかもしれませんが、使い方は意外と簡単です。
使い方を説明するのでご参考にしていただければ幸いです。
まずは始めにちょっとしたチェックを行いましょう。
バランス釜に接続している水栓が開いているかチェックする
ガス栓を開く
- ガス栓が閉まっている状態
- ガス栓が開いている状態
お湯が出るまでの一連の流れ(手順①~③)
- ~最初の状態~
- ①右側のつまみを口火へ
- ②次に給湯・シャワーへ
- ③中央レバーを蛇口マークへ
- ~お湯が出る~
いかがでしょうか?
このようにご覧いただくと、操作は意外と簡単に思えるのではないでしょうか。
画像だけでは分かりづらいと思うので、それぞれの『手順①~③』を詳しく説明いたします。
手順①:右側のつまみを『口火』に合わせる
まず始めに右側のつまみを操作していきます。
右側のつまみは『止』に合っているので、こちらを押しながら回して『口火』に合わせます。
そうすると、「チッチッチ…」と音と共に、口火のランプが「点滅」します。
この点滅が「点灯」に変われば手をはなして大丈夫です。
機種によっては口火のランプがない場合もあるので、この時は点火窓から口火が点火しているか確認しましょう。
また、口火を点火するときにつまみを回すだけでなく、レバーバンドルも回して点火するタイプもあるのでご参考までにと思います。
- 口火ランプ
- 点火窓
- 点火すると口火が現れる
- レバーハンドルを回すタイプ
手順②:右側のつまみを『給湯・シャワー』に合わせる
右側のつまみを口火の位置から『給湯・シャワー』へ合わせます。
この時は押しながら回さなくて大丈夫です。
これでお湯が出る準備が整いました。
天順③:中央のレバーを『蛇口マーク』に合わせる
中央のレバーを『蛇口のマーク』へ合わせれば、蛇口からお湯が出ます。
また、レバーを反対側の『シャワーのマーク』へ合わせれば、シャワーからお湯が出ます。
追い焚きしたいときは?温度調節は?
追い焚きしたい場合、右側のつまみを給湯・シャワーから、つまみを押しながら回して『追いだき』へ合わせます。
これで浴槽に溜まったお湯を追い焚きすることができます。
しかし、この追い焚きする際は、注意が必要です。
浴槽の中を見てみると、穴が二つあります。
お湯をこの二つの穴より上に溜めて追い焚きしなければ、バランス釜がすぐに壊れてしまうので十分ご注意ください。
また、お湯の温度調節については、左側のつまみを回せばお好みで調節することができます。
- つまみを『追いだき』に合わせる
- お湯は二つの穴より上に溜めて追い炊き
- 左側のつまみで温度調節
ちなみにバランス釜にはこんなメリットがあります!
停電時でも温かいお風呂に入ること、シャワーを浴びることができます。
通常のお風呂である場合、停電するとお湯が沸かせず温かいお風呂に入ることができません。
しかし、バランス釜の電源は乾電池です。
電池が切れていなければ停電時でもお湯を沸かすことができます。
ちょっとしたことかもしれませんが嬉しいメリットでもあります。
乾電池を取り付ける場所はどこ?
乾電池を取付ける場所は給湯器の本体にあります。
下の写真のようにカバーを外せば、乾電池が出てきます。
使う乾電池は『単一』で、2本使います。
もし、つまみを口火に合わせても点火してないようであれば、電池切れの可能性があります。
この部分を開けて、新しい電池に交換してみてください。
それでも点火できなければ、故障している可能性もあるので管理会社さんに電話しましょう。
バランス釜を使えるようになるとお部屋探しの選択肢が広がる!
いかがでしたでしょうか?
バランス釜は未知の機械に思えてしまうので、扱いづらい印象が強いかと思います。
しかし、使い方は意外と簡単なのです。
簡単に使えると分かれば、お部屋探しにおいて選択肢が増えるのではないでしょうか?
よろしければ『バランス釜の使い方』をご参考にしていただき、バランス釜のあるお部屋も候補一つに入れてみてはいかがでしょうか。
これでちょっとしたチェックは完了です。
次は操作盤の操作に移っていきます。
こちらも簡単ですのでご安心ください。