物件を決める前にもう一度確認を
自分の気に入った部屋を見つけるのももちろんですが、入居時期も考えなければなりません。
申込を入れ審査をしている間は、契約をする前提でお部屋をおさえてあります。
言い換えれば、物を買うのに予約した感じです。
お部屋をおさえてしまえば、自分の審査中に気に入ったお部屋を他人に取られる心配はありません。
この申込を入れるとは入居申込書に自分の個人情報などを記載し、この書面を紹介してくれた不動産会社に提出して初めて申込となりお部屋をおさえることができます
電話や口頭だけでお部屋はおさえられないのでご注意ください。
申込を入れてから契約開始(入居日)はどれぐらいの日数を伸ばせるのか?
物件と入居する時期にもよりますが、申込を入れて審査OKが出た後、契約開始(入居日)まで1ヶ月程度なら大家さんと不動産会社に待ってもらえる可能性があります。
しかし、2~3月の引っ越しシーズンには早めの契約開始と家賃発生をお願いされる場合もあります。
なので、申込を入れた日から契約開始(入居日)までは約1ヶ月程度は伸ばせると考えておきましょう。
また、新しい物件の入居日と今住んでいる物件の退去日の時期を間違えると大変なことになるで気を付けましょう。
例えば、「新しいお部屋に入居するのはまだ1週間先だけど、今のお部屋は明日退去しなければならない!」なんて事もあるかもしれません。
なので、入居時期も考えて余裕をもってお探し下さい。
審査は大家さんによってすぐにOKが出る場合と1週間ぐらいかかる場合があります。
これは物件によって異なるので気長に待ちましょう。
最近では敷金・礼金なしの物件も多くなってきていますが、基本的には家賃、敷金、礼金、仲介手数料、家財保険料などが費用としてかかってきます。
一つの同じ物件であっても、かかる費用が不動産会社によって違う場合があります。
例えば、同じお部屋なのにABC不動産の家財保険料は20,000円、それに対しXYZ不動産では家財保険料を16,000円なんて場合があります。
これは不動産屋さんがお付き合いのある保険会社さんの商品を紹介しているので金額が異なる場合があります。
もし、知り合いで保険会社に勤めている方がいて、そちらのおススメな家財保険を使いたい場合はそちらを利用してもOKだと思います。
しかし、そのことを不動産屋さんに一度相談してから利用するのが良いでしょう。
また、条件が細かく指定されている場合があります。
鍵交換費、害虫駆除費、24時間サポート費、家賃保証費、室内消毒費など。
24時間サポート費は、そこまで高い金額ではありませんが月額で費用がかかる場合があります。
契約までの入居費用、入居してからの毎月の費用など不明な点は担当者に聞くのがおススメです。
また、引っ越し費用も早めに見積もりしてもらいましょう。
これは入居審査が通ってからでも大丈夫です。
引越の見積は荷物がどれぐらいあるかだけでなく、実際に引っ越し先の物件も下見してもらうのもおススメです。
これは家具だったり大きな荷物がある場合、その荷物が引っ越し先のエレベーター又は廊下、玄関ドアなどを通り抜けることができないなんてこともあります。
このような場合、余計な手間がかかってしまい引越屋さんに追加請求される可能性もあるので気を付けてください。
最初に自分で決めたお部屋探しの条件と合っていますか?
自分の生活に見合った金額なのか?
お部屋の希望条件の7~8割ぐらいは満たしているのか?
など色々な条件があったと思います。
もうたくさん部屋を見て気に入った物件を見つけてほっと安心しているかもしれませんが、もう一度確認してみましょう
急いで決めた方が良い場合もあると思いますが、一度心を落ち着かせて再確認することで見落としていた部分も見えてきます。
日々の暮らしがより良く過ごせるように焦らず再確認してみましょう。
現在はネットが普及しているので、実際にお部屋の中を見なくてもそれなりの情報が分かります。
なので、お部屋を実際に見ずに入居を決める方も増えています。
確かに賃貸を探す人からしたらこの方法はとても楽です。
いちいち物件まで足を運ばなくてもいいですし、不動産屋さんから無駄な営業もされないので体力的にも精神的にも楽です。
しかし探す人の状況にもよりますが、私は、できることならば実際にお部屋の中は事前に見た方が良いと思います。
『写真のイメージと全然違うじゃん』、『建物のエントランスが暗くて怖い…』など、ネットだけでは伝えられない情報が色々とあります。
ネットの情報でその部分を伝えることができているなら別だとは思いますが。
より良いお部屋探しをするためには面倒でも内見はしてみてください。
また、お部屋探しは体力と精神力をかなり使うので疲れます。
『自分に合った物件が見つからない…』、『タッチの差で他の人にお気に入りの物件を取られた…』などとネガティブな事があったとしても、それはそれで自分に合った最高のお部屋が見つかるまで過程なのだと思い、お部屋探しを楽しんでみてください。
そうすればきっと良い部屋が見つかるはずです。