サシガネとは？

みなさまこんにちは。

木材を加工する時に使っている方が多いのではないでしょうか。

似たようなもので『スコヤ』と呼ばれるものもあります。

今回は『サシガネ』に見ていきたいと思います。

サシガネとは、大工さんが昔から使ってきている測定工具です。

この測定工具は日本独特のものとも言われています。

伝統的な木造建築物は、このサシガネを使って墨出ししたり、材を計測したりしてつくられてきました。

建築物をつくるときだけに限りませんが、何かものをつくる上で、かなり重要な道具の一つであると思っています。

形はＬ字型でいたってシンプルな形です。

長い方を長手（ながて）、短い方を妻手（つまて）と言います。

ちなみに長手の長さは妻手の長さの約2倍になっています。

本体の幅は15mmとなっていて、これを覚えておくと墨出しなどで何かと役に立ちます。

使い方も色々あります。

直角に線を木材に引いたり、木材の反りを見てみたり、加工した棚などの直角を調べてみたりと、直角のスペシャリストともいえるかもしれません。

さらには、木材の幅を等分してみたり、角度を出してみたり、曲線を引いてみたり、円の円周が分かってしまったりと、この道具一つであらゆることができます。

全て使いこなすには経験が必要ですが、まずは直角を調べたりと基本的な部分だけを覚えるだけでも、かなりDIYするのに役立ちます。

次回は基本的な使い方について書いていきます。