基礎配筋のチェックポイント②
みなさまこんにちは。
基礎配筋のチェックポイントの続きです。
②鉄筋の径、③配筋の配置、④配筋のピッチについてです。
②鉄筋の径
鉄筋の径にも種類があります。
呼び方が、D10、D13、D16、D19、……と多くの種類があります。
D10=約10mm、D13=約13mmです。
鉄筋には径を見分けるためにマークがついています。
●D10の鉄筋
●D13の鉄筋
分かりにくいと思いますが、このようなマークが鉄筋についています。
この部分を確認すると鉄筋の径が分かります。
また図面に「1-D13(2-D13)」と「D10@200」と書かれています。
「D10@200」は配筋のピッチの内容なので、あとで説明します。
図面ではでは分かりやすいように、☆をD13、○をD10と図示しました。
「1-D13(2-D13)」とは、
1-D13→鉄筋が1本、鉄筋の径がD13
(2-D13)→鉄筋が2本、鉄器の径がD13
ということです。
カッコ内の数字は、図面にも書いてありますがFG1Aの配筋を示しています。
上の図面ではFG1の配筋を図示してありますが、仮に図示するとこんな感じです。
●FG1Aの配筋
上部と下部にそれぞれ鉄筋が1本追加されます。
③配筋の配置
これは基礎伏図になります。
ここには4種類の配筋が配置されています。
FG5、FG6、FG7、FG8とあり、分かりやすいように色分けしました。
色分けした線の部分が、それぞれの配筋する場所になります。
またFG1など基本的な基礎は、図面の隅などに【特記無き限り外周部はFG1とする】と書かれていたりします。
これは外周部の基礎で、FG5、FG6などのように示されてないところはFG1の基礎ですよということです。
配筋の配置はこの基礎伏図でチェックしていきます。
④配筋のピッチ
「D10@200」←この数値が関係しています。
「D10@200」とは、D10の鉄筋が200mmピッチで配筋することです。
分かりやすいように、スラブの配筋を撮っていきました。
このように200mmの等間隔で配筋されています。
もし「D10@150」と記載されていればこの間隔は150mmになります。
最後に、鉄筋がきれいに配筋されているかチェックするのも大切です。
これは目視で分かることなので簡単です。
配筋がゆがんでいたり、ピッチが均等になっていないなどです。
分かりづらい部分があったと思いますが、これらの4つのポイントをチェックするだけでもとても重要なので、ご参考にして頂ければと思います。
○●○●○藤ホーム地所株式会社○●○●○
・HP:https://fujihomejisho.co.jp/
・高島平本店
住所:東京都板橋区高島平8-14-1
Tel: 03-3935-0024
Fax: 03-3935-6339
・赤塚店
住所:東京都練馬区田柄2-52-8
Tel: 03-3930-6441
Fax: 03-3930-6438
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
関連した記事を読む
- 2025/02/22
- 2024/12/03
- 2024/10/10
- 2024/07/19