防水改修工事の現場とは?Part2
みんなさまこんにちは。
昨日の防水改修工事の続きです。
昨日は屋上全体に活性化剤(接着剤のようなもの)を塗布して終わりました。
今日はその次の工程に移ります。
雨水の集まるドレン部分と屋上の立ち上がり部分を補強するために増し張りをします。
増し張りの作業が完了したら、立ち上り部分と平場部分にトーチバーナーでアスファルトルーフィングを炙り、張り付けていきます。
ここではアスファルトルーフィングの重ね幅が重要で、平場では100mm以上重ねます。
この重ね幅を満たしていないと、防水効果が低減してしまうのでかなり重要です。
また、アンテナ基礎部分はプライマー(接着材)を塗布し、ウレタン防水材を塗布していきます。
アスファルトルーフィングを屋上全体に張り終えた状況です。
最後にトップコートを全体に塗布すれば完了です。
シルバーのトップコートを塗布することできれいに仕上がりました。
このトップコートはペンキのようなものですが、これを塗布することで紫外線から防水層を保護します。
防水の種類によると思いますが、防水工事保証書に「トップコートは5年程度で塗り替えを行うことを推奨します」などと書かれています。
トップコートの塗布だけのためにお金をかけたくないと思う方が多いと思いますが、施工して頂いた業者の方も定期的に塗り替えた方が防水層の劣化が遅くなると言っていました。
以外とこのトップコートが重要なので、できる方は定期的に塗布した方が良いです。
ちなみにこの物件の防水工事保証期間は10年です。
工事によってはこの期間が変わるので、この点も最初の打合せ持にチェックしとくと良いです。
また、防水工事保証書が発行され貰えますが、これはなくさないようにしっかり保管しておくのも重要です。
ここまで実際の現場写真を載せてきましたが、少しでも参考になればと思います。
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