街選びはしっかりとできていますか?
『持続可能なまちづくり』という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に説明すると、これは人口減少にも対応可能なまちづくりのことです。
街を創るには多額のお金が必要になります。
また、そこから街を維持管理していくにも多額のお金を必要とします。
このことから、今までのような拡大する都市計画では財政がもたなくなってきています。
『捨てるまち』、『残るまち』とは?
『捨てる街』とは人口の減少により負の連鎖が起こります。
●企業・商店・病院などが撤退
●電車・バスなどの交通機関の廃線
●人口源による税収悪化
●行政サービスの質の悪化
『残る街』とは特定地域に資源が集中します
●行政が企業や商業施設を誘致(無駄を省いて大胆な再開発を実地)
●トラムなど公共交通機関の充実(トラムとは路面電車などです)
●コンパクトで機能的なまちづくり
●職住近接なライフスタイル
これを見比べると『捨てる街』と『残る街』では資産価値に大きな差が出てきます。
現在、都市部への人口流入が目立っています。
これは人口の減少・家が余っているこのご時世に、都市部で働く人があえて遠い郊外に住む理由がないからです。
中には何か理由があって郊外に住む人もいるとは思いますが。
コンパクトシティ計画というものは知っていますか?
これは行政が『力を入れてサポートするエリアを限定するよ』という都市計画です。
市街地のスケールを小さく保ち、意味もない郊外化を抑制し、歩いていける範囲を生活圏としてコミュニティの再生や住みやすいまちづくりを目指そうということです。
この計画は『捨てる街』選びはすでに始まっているとも捉えることができるかもしれません。
地方都市にあるシャッター商店街などは選択されなかった街の象徴とも言え、すでに過疎化したエリアの再生に取り組むだけの余力もお金もないのです。
また、首都圏でも郊外のベットタウンの高齢化・過疎化が目立ち空き家問題が無視できない状況になっています。
人口が減るとどんな問題が起きるのか?
上記で、『捨てる街』について箇条書きにしたものがその問題と言えます。
人がいなくなれば大型ショッピングセンターは利益が上げられなくなり撤退してしまいます。
そして、その地域の病院やバスの路線も無くなっていきます。
そうするとその街は遅かれ早かれ機能しない状態に陥ってしまうのです。
このような街は次の世代に残す選択をしてもらえません。
今は良くても10~15年後に街としての機能を失った街の住宅は、資産価値を落とすのではなく、そもそもの価値が無くなってしまう恐れがあるのです。
人が集まる街を選ぶ
家を選ぶときは街を選ぶことが重要です
選ぶ街は多くの人が集まる街が良いでしょう。
機能しなくなった街に豪華な家を建てたとしても、多くの人は利便性の低い場所にずっと住みたいとは思わないはずです。
活力のある街は人口減少という問題がある中でも人を集め、活力のない街は過疎化していきます。
じゃあどうやって活力のある街を探すのよ?となると思います。
これは将来の街のことも考えなくてはいけないので非常に難しいです。
しかし、自治体のホームページを見れば、今後どのような街づくりをしていくのか情報が出ています。
住宅購入において、快適でオシャレな家に住むことを考えるのも重要ですが、住む街が10~15年後にどのような姿になっているのかを想像して街選びをすることも重要です。
♪お住まいのお困りごと、分からないことがあればお気軽にご連絡下さい♪

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その他には定期的に駐車場のゴミ拾いや除草剤の散布、管理物件のお部屋や共用部の清掃、細かい作業を行っています。